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【韓国】SK、半導体協力会社に1.2兆ウォンを支援[IT](2019/04/01)

韓国半導体大手SKハイニックスがソウル郊外の京畿道龍仁市で計画している半導体クラスター(集積地)の造成案が韓国政府から承認されたことを受け、同社は28日、日系企業を含む国内外の協力会社50社を対象に同クラスターで行う支援案の詳細を発表した。向う10年間で計1兆2,000億ウォン(約1,190億円)を投じ、専門人材の育成や半導体関連の製造設備、部品・素材の国産化、スタートアップの支援などを実施する。

まずは、クラスターの司令塔の役割を果たす「相生協力センター」の建設に480億ウォンを投じる。同センターは、半導体に特化した教育施設で消費電力を低減できるインフラなどを備える予定。向う10年間に5,900億ウォンを使って、人材教育や技術の性能テストなどを行う各種プログラムを実施する。

研究開発(R&D)の支援には計2,800億ウォンの予算を確保した。対象となるのは高い技術力を持つ企業で、毎年10社以上選定する。

ほかにも3,000億ウォン規模のファンドを組成し、有望な企業に対して無利子で運転資金などを融資する計画だ。

クラスターの造成案は、SKハイニックスが22年以降、計120兆ウォンを投じて工場4棟を新設するというもの。クラスターの敷地面積は448万平方メートル。DRAMとNAND型フラッシュメモリーの長所を生かして、超高速・不揮発性の次世代半導体メモリーの研究開発を手掛ける。

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