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【タイ】ブリヂストン、輸出強化で5%増収目標[車両](2019/01/23)

事業計画を発表したタイブリヂストンの武田秀幸社長(中央)=21日、バンコク(NNA撮影)

事業計画を発表したタイブリヂストンの武田秀幸社長(中央)=21日、バンコク(NNA撮影)

タイブリヂストンは21日、今年の増収率目標を前年比5.4%増に設定したと発表した。国内のタイヤ市場は微増もしくは前年並みにとどまると予測しており、輸出を強化して増収を維持する。

タイヤ需要が拡大しているマレーシアやラオスへの輸出を強化する。同社の輸出先は、日本、オーストラリア、マレーシアなど64カ国以上。

国内では、乗用車用のラジアルタイヤの新製品を投入する。「コックピット」「オートボーイ」など系列販売店は計22~30カ所増設する計画。国内のREM(交換市場向け)タイヤ市場でのシェアを昨年の38.5%から40%に引き上げる。

2018年のタイのタイヤ市場は2,200万本。REMが1,050万本、OEM(相手先ブランドによる生産)が330万本、残りを輸出が占めた。

タイブリヂストンのタイヤの年産能力は1,500万本。販売競争が激しくなっているため、現時点で生産設備の増強は検討していない。

昨年は国内のゴム農家から11万6,000トンの天然ゴムを買い付けた。今年は12万トンを購入する。

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