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【中国】排出権取引制度、累計で二酸化炭素2.7億トン[経済](2018/11/28)

中国生態環境省によると、2013年から全国7省・直轄市で試験的に実施されてきた温室効果ガスの排出権取引制度の累計取引規模が、これまでに二酸化炭素(CO2)にして2億7,000万トン、取引額は約60億元(約980億円)となっていることが分かった。27日付人民日報、経済参考報が伝えた。

同省気候局の李高局長が26日、温室効果ガス排出の削減に向けた取り組みを説明する記者会見で明らかにした。中国は13年6月から、北京、上海、天津、重慶、湖北、広東、深センの7省・市で試験的に排出権取引制度を実施してきた。李局長によると、これら省・市では温室効果ガスの排出量が減少する効果が上がっているという。

李局長は、中国が掲げる国内総生産(GDP)当たりのCO2排出量を20年までに05年比で最大45%削減するとの目標について、17年時点で既に46%を削減し、3年前倒しで達成したと強調。ほか、17年時点で第1次エネルギー消費に占める非化石エネルギーの比率が13.8%に達しているといった成果を説明している。

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