【カンボジア】首都で賃貸物件伸びる、工場労働者が借手[建設](2018/08/06)
カンボジアの首都プノンペンで、安い賃貸物件の市場が拡大している。縫製品工場を中心に、地方出身の工場労働者の流入が続いているためだ。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
カンボジアで操業する工場では約100万人が働き、工場の大半は首都と首都郊外に位置する。不動産会社プノンペン・デイリー・プロパティによると、工場労働者は職場周辺で月額賃料が100米ドル(約1万1,200円)以下の物件に住むことが多く、複数人で同居して賃料を分け合うこともあるという。
アマタク・プロパティ・サービスのタン社長は「首都郊外の低価格物件は工場労働者だけでなく、学生や月収が200~300万米ドル程度の社会人にも人気がある」と述べた。
建設省によると、プノンペンの人口は2030年までに400万~700万人に達する見通し。チア・ソパラ建設相は、同年までに100万戸以上の住宅を建設する必要があるとの見解を示している。