腸の健康に「食物繊維」と「豆乳」がオススメ。乳酸菌研究のいま

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文化放送「The News Masters TOKYO」マスターズインタビュー。

戦後間もない頃から、乳酸菌が人間にもたらす健康作用に着目し、製品を作り続けている株式会社光英科学研究所の代表取締役社長・村田公英さんへのインタビュー後編。
エンジニア志望だったが母親の勧めで、乳酸菌の研究を始めた村田さん。惜しくも研究所が閉まるとき、当時の所長から全権と製法のノウハウを受け継ぎ、得意な電気関係で仕事をしながら、復興のために過酷なダブルワークをしてきた。
53歳のとき、会社設立につながる運命の出会いがあり、現在の光英科学研究所として事業を再興することに成功した。
乳酸菌と半世紀を超える付き合いをしてきた村田さんの腸の健康管理と、信念を持ち続ける強さの秘密をThe News Masters TOKYOのパーソナリティ・タケ小山が迫る。

元気で長寿の秘訣は、腸の健康管理

腸は、栄養の吸収やデトックスだけではなく、腸内フローラによる免疫作用も重要だ。

腸の健康のためには、菌の餌になる食物繊維が多い伝統的な日本食が良いことも専門家の間でも見解が一致している。

「戦後すぐは、食べられるものは何でも食べました。ほとんどが麦飯で、芋のつるも食べていた。今考えると、食物繊維が豊富で、健康的な食生活だったと言えるかもしれません。

今、日本人の食生活は欧米化が進み、腸の健康にはあまりよくありません。

腸の健康を保つことが、以前よりも難しくなりました。健康の基本は、快食・快便。出したものを毎日チェックするとよいと思います」

身体の便りというだけあって、毎日出てくるものを観察することで、健康状態を観察することは大事なことだ。

「毎朝、形状や色、においなど、体の状態を知るためにはとても大事なことです。

理想は半練り状態で、色は黄色か黄土色、バナナ状のものが2本か3本出ること。大腸の中の環境が良好で発酵がきちんと行われていれば、そうなるはずです。

匂いは食べたもので左右されます。肉食が多いと匂いが強くなります。焼肉を食べるときもまず野菜、そうすれば大丈夫です」

60年以上、乳酸菌生産物の恵みを利用している村田さん。

70代でも肌艶が抜群によく、お元気そのものだが、食生活では、食物繊維が多い食品ともうひとつ、とっておきの秘密兵器が…。

「豆乳です。毎日500㏄飲んでください。最近では豆乳が飲まれるようになっていますが、当社の研究で善玉菌の培養には『豆乳』が一番よいことがわかっています。これは企業秘密だったんですよ。

実は、戦前は、牛乳で培養していたのですが、戦後豆乳で代用したところ、こちらの方が、各段によい餌になるということがわかりました。

最近の解析では、健康によい200種類以上の有効成分が確認されています」

共に働くなら運が良い人間を選べ

村田さんは、自他ともに認める強運の持ち主なのだそうだ。経営者として、試練があっても、決してあきらめずに事業を継続した。

その強さの秘密はどこにあるのか、タケが質問を繰り出す。

「ぶれないことですね。事業は常に『他利的であること』を心掛けています。世のため人のためというのでしょうか、人の健康に役立ちたいという気持ちが一番大事だと思っています。

経営者として、私はすごくワンマンで、自分が良いと思ったことをどんどん実行してしまいますから、あとから現場の人間は大変だと思います。

でも集まってくる人材が、いつも素晴らしい人ばかりで、運が良いですね。

人を採用するときは、運が良い人間を採れと言います。運は天からくるものではなく、自分で引き寄せるものです。

いつもニコニコしている人を見ると、この人は運が良いのだろうと思います。そういう人と一緒に仕事をすれば運もやってくる。

幸運やチャンスは人が持ってくるものですから、前向きで明るいことが成功の秘訣、これは長い人生で得た実感です」

インタビューの最後に、村田さんがこれからやりたいことについて、尋ねてみた。

「乳酸菌の研究は、日本は世界の最先端を走る水準ですが、残念ながら、後継者が少ないという事情があります。

菌の培養は地道で根気がいる仕事ですが、若い人がもっと関心を持ってくれるといいと思います。最近では、むしろ海外の人の関心が高い気がします。当社の工場や研究施設に視察や研修にくる中国人などの外国の方はとても熱心ですね。

乳酸菌関連のメーカーさんでも、海外の企業で関心をもってくれるところが多く、日本の乳酸菌研究に関心が集まるのは、嬉しいし、期待がもてます。

乳酸菌研究を続けてきて、最近のブームは嬉しいですね。乳酸菌が体に良い、というので、関心が集まっていることは、研究者として、大変喜ばしいことだと思っています」

「乳酸菌生産物質」は、健康食品などにも使われ認知が広がりつつある。

愛用者が増え、評判が広がれば、さらに多くの人の健康に役立つだろう。

紆余曲折を経ても、ぶれずに先人の研究を引き継ぎ、一途に事業を守る村田さんの乳酸菌愛は、戦後の復興を担った親世代の努力と情熱にリンクしている。

働きざかりのタケ世代も、明るく前を向いて、今目の前にある仕事にまい進すれば、運が向いてくる、という村田さんからのアドバイスを胸に、お腹の健康も気にしながら、精進していかねばと、思ったのであった。

文化放送『The News Masters TOKYO』のタケ小山がインタビュアーとなり、社長・経営者・リーダー・マネージャー・監督など、いわゆる「リーダー」や「キーマン」を紹介するマスターズインタビュー。音声で聞くには podcastで。
The News Masters TOKYO Podcast 文化放送「The News Masters TOKYO」
http://www.joqr.co.jp/nmt/ (月~金 AM7:00~9:00生放送)

こちらから聴けます!→http://radiko.jp/#QRR
パーソナリティ:タケ小山 アシスタント:西川文野(文化放送アナウンサー)
「マスターズインタビュー」コーナー(月~金 8:40頃~)

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