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【シンガポール】入国後の待機措置、スイートルーム予約可能[社会](2021/03/18)

シンガポール政府は、新型コロナウイルスの感染予防措置として、入国者がホテルなどで一定期間待機する措置(SHN)について、追加料金を支払えばホテルのスイートルームを予約できる制度を導入している。

スイートルームでの待機を希望する人には、入国前に対象ホテルに直接連絡して部屋を予約してもらう。長期滞在ビザ保有者など入国許可証(エントリー・アプルーバル)を取る必要がある人には、同許可証を取得してもらった上で、予約することを求める。

スイートルームの予約情報は、シンガポール到着の48時間前までにシンガポール政府の専用サイト「SHN用施設(SDF)スイート・ブッキング」上で提出する必要がある。

シンガポール人や永住権(PR)保持者は、対象ホテルにチェックインする際に滞在料金を支払うことができる。長期滞在ビザ保有者などで、入国許可証取得時に通常の待機措置用施設の滞在料金を払っている場合は、スイートルーム料金との差額をホテルのチェックイン時に支払う。

スイートルームの1人当たり料金は、通常タイプ(80~100平方メートル)の部屋で6,000Sドル(約49万円)、広いタイプ(100~200平方メートル)で1万1,000Sドル、最も広いタイプ(201平方メートル超)で1万8,000Sドルとなる。滞在期間は基本的に14日間。通常の待機措置用施設での滞在料金は14日間で2,000Sドルだ。

同じ部屋で滞在者を増やす場合は、4歳以上なら1人当たり600Sドルを追加で支払う。4歳未満で滞在施設から食事を提供してもらう必要がある場合も同額だ。空港からホテルまでの送迎料金は450Sドルとなっている。

SHN用のスイートルームがあるのは、中心部のホテル「スイソテル・ザ・スタンフォード」「ロイヤル・プラザ・オン・スコッツ」「ザ・リージェント」「フェアモント・シンガポール」「グランドハイアット」となっている。過去14日間で滞在した国・地域によって待機するホテルは異なる。

このほかSHNで既に通常のホテルに滞在している人は、追加料金を支払えば途中からスイートルームがある対象ホテルに移動することもできる。

シンガポールでは、過去14日間で滞在した国・地域にもよるが、入国者は同施設に7~21日間滞在する必要がある。

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