【マレーシア】越製冷延コイルの反ダンピング関税引き上げ[鉄鋼](2021/01/26)
マレーシア貿易産業省(MITI)は23日、ベトナムから輸入される合金鋼または非合金鋼の冷間圧延コイルに2019年5月から適用している反ダンピング(不当廉売)関税率を、最大33.70%に引き上げたと発表した。変更後の関税率は24日から5月23日まで適用する。
変更後の反ダンピング関税率は、日台合弁のチャイナ・スチール住金ベトナムが33.70%、韓国系ポスコ・ベトナムが7.42%、その他が33.70%。これまではチャイナ・スチール住金ベトナムとその他が13.68%、ポスコ・ベトナムが2.00%だった。
貿易産業省は、合金鋼または非合金鋼の冷間圧延コイルを生産しているマイクロンCRCスチールの訴えを受け、20年7月28日から反ダンピング関税率の見直し作業を進めていた。