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【タイ】日本のタイ向け鉄鋼輸出量、20年は27%減[鉄鋼](2021/02/01)

日本鉄鋼連盟が財務省の貿易統計を基に発表した2020年の鉄鋼輸出入概況によると、日本からタイへの鉄鋼輸出量は前年比26.5%減の381万4,598トンだった。日本の鉄鋼輸出量全体の11.9%を占め、数量ベースでは中国、韓国に次ぎ3位となった。

品目別に見ると、全体の54%を占める普通鋼鋼材は31.2%減の204万9,331トンに落ち込んだ。このうち熱延広幅帯鋼が32.1%減の113万3,379トン、冷延広幅帯鋼が34.6%減の33万7,782トン、亜鉛めっき鋼板が30.9%減の24万8,268トンと、いずれも3割以上減少した。

特殊鋼鋼材は28.4%減の103万7,316トン。内訳は、ステンレス鋼が24.7%減の7万6,508トン、その他(合わせ鋼材、鋳鉄管)が28.7%減の96万809トンとなった。

20年の日本の鉄鋼総輸出量は、前年比4.9%減の3,213万6,679トン。輸出額は2兆8,233億円。総輸入量は20.5%減の690万9,921トン、輸入額は7,659億円だった。

輸出量を仕向け先別に見ると、中国が14.5%増の586万2,847トンで最多。韓国が11.0%減の480万8,749トンで次ぎ、タイは3位だった。

■12月は2カ月連続プラス

20年12月の日本からタイへの鉄鋼輸出量は、前年同月比20.6%増の46万1,318トン。2カ月連続で前年同月を上回り、単月ベースで20年最多となった。輸出額は378億円。

仕向け先をみると、数量ベースではタイが最多。中国が21.3%減の39万2,984トン、韓国が6.9%減の34万2,874トンで続いた。金額ベースでは中国が489億円で首位となり、以下、タイ、韓国(243億円)が続いた。

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