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【マレーシア】山九、海外初の人材育成センター[建設](2021/01/19)

総合物流やプラント保全を手掛ける山九は18日、マレーシア・ジョホール州イスカンダルプテリで、人材育成センター「山九テクニカルアカデミー」の起工式を実施した。2022年に開設し、プラントの施工管理や設備メンテナンスができる人材を育成する。同社にとって、海外初の人材育成センターとなる。

山九の広報担当者によると、投資額は数十億円規模となる。日本国内でプラントの施工管理やメンテナンスをできる人材が不足していることからアウトソーシング(外部委託)の依頼が増加していることに加え、東南アジアや中東といった海外でもプラント建設の要望が増えているため、同センターの新設を決めた。合わせて、人材育成をすることでボトムアップを図るという。

山九テクニカルアカデミーは、マレーシアに限らず、フィリピンやインド、インドネシア、タイといった東南アジアから、グループ会社の現地社員を対象に年間3,000人を受け入れる予定。管理者向けや中堅社員向けなどに分け、安全教育、設計、溶接や機械関係、電気工事、マネジメントと幅広く教育していく。

山九の広報担当者は「自社の社員に限らず、関係会社や協力会社に対しての教育も行う予定だ」と述べた。

マレーシア投資開発庁(MIDA)によると、13日から首都圏を含む8州・連邦直轄区に厳格な活動制限令が敷かれたことから起工式はビデオ会議を通じて行われた。

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