【インド】マハ州で夜間外出禁止、１月５日まで［社会］（2020/12/23）

インド西部マハラシュトラ州では22日から１月５日まで、夜間外出禁止令が敷かれることとなった。英国での新型コロナウイルスの変異種の発見を背景とした、感染拡大の予防措置という。外出禁止の時間帯は午後11時から午前６時まで。タイムズ・オブ・インディア（電子版）など地元各紙が伝えた。

マハラシュトラ州のタークレー首相が21日に閣僚会議を開き、実施を決めた。州都ムンバイをはじめ、同州は欧州との間で人の往来が活発であることから、警戒感を強めているようだ。変異種の流入・拡散を阻止するため、欧州と中東諸国から同州に到着する旅客に対して14日間の施設隔離を義務付けることも決定。その他の国から入境する人にも14日間の自宅隔離を義務付けた。

インド航空当局は英国での変異種発見を受け21日、翌22日の午後11時59分から31日までインド―英国間の航空便の運航を全面的に停止すると発表した。貨物便とインド当局が許可した特別便のみ、停止措置の対象外となっている。