【台湾】日本自治体職員ら、自転車の台湾一周へ出発[社会](2020/12/23)
台湾在住の日本地方自治体職員らが自転車で台湾を一周する企画を立ち上げ、参加者が22日、台北市を出発した。「日台友情」をテーマに掲げ、30日までの9日間で全891キロメートルの行程を走行する。
参加するのは台湾在住の日本地方自治体職員、台湾在住の日本人、日本と交流のある台湾の関係機関職員の計16人。このうち静岡県台湾事務所の宮崎悌三所長ら5人は全行程に参加する。
22日に台北松山駅を出発し、新北市、彰化県、嘉義県、高雄市を通って南端の屏東県を目指す。その後は台東県、花蓮県、宜蘭県を通って台北松山駅まで戻る。途中は各地方政府などの訪問も行う。
台湾交通部(交通省)観光局が2021年を台湾の「自転車旅行年」と定めたことを受けて、日台の友情深化を目的に企画。参加者が全行程で着用する記念ジャージには、日本の対台湾窓口機関である日本台湾交流協会が今月発表した「日台友情」のロゴをあしらった。
宮崎所長は22日、日本台湾交流協会台北事務所で開いた出発式で、「自転車一周は台湾の一つの文化。自ら体験し、日本の人に伝えたい」と語った。
日本台湾交流協会は期間中、フェイスブック上にその日の行程の写真をアップロードする予定。静岡県台湾事務所は後日、ユーチューブで動画を公開する。
同イベントは、沖縄県、福岡県、愛媛県、三重県、群馬県みなかみ町、茨城県笠間市、岐阜県恵那市、静岡県による在台湾地方自治体有志の会が主催。日本台湾交流協会、交通部観光局、台湾日本人会が後援する。