【香港】駐在員の生活費、香港またも世界一[社会](2020/12/17)
英人材調査会社ECAインターナショナルが15日発表した世界主要都市の駐在員生活費ランキングによると、香港は前年に引き続き世界1位となった。ECAは香港について、新型コロナウイルス感染症の流行による経済不振や家賃の下落などにもかかわらず首位を維持したと報告した。
調査は今年9月に実施した。調査対象には、食品や日用品、衣類、電気製品、水道光熱費、公共交通機関の運賃などが含まれる。
ECAのアジア地域責任者、リー・クエイン氏は、香港の順位を世界トップに押し上げたのはひときわ高い住宅費だと説明。「新型コロナの感染拡大と現在も続く政治的混乱による需要の縮小を受けて、この1年で一部値下がりしているにもかかわらずだ」と強調した。
世界2位は東京、3位は米ニューヨークだった。香港と比較されることが多いシンガポールは14位。中国本土からは上位20位内に上海(11位)、広州(15位)、深セン(17位)、北京(18位)の4都市が入った。