【ベトナム】ハイフォン市の工業団地、日本式庭園を着工[建設](2020/08/04)
ベトナム北部ハイフォン市のナムカウキエン工業団地は1日、北九州市の造園会社が設計を手掛ける「日本式庭園」の起工式を実施した。エコ工業団地(EIP)を目指す同工業団地の取り組みの一環で、第1フェーズと第2フェーズをつなぐエリアに建設される。
約2ヘクタールの「共生の庭」は、田代造園(北九州市)のベトナム子会社、ZOUENが設計・施工する。庭園内の池や小川、植物に散水する水は、工業団地の排水を処理し再利用される。
ハイフォン市と北九州市は2014年に姉妹都市協定を締結。19年12月には、ナムカウキエン工業団地と北九州市、同市環境局のアジア低炭素化センターの3者で、同工業団地のEIP構想の実現に向けた協力覚書を締結していた。
ナムカウキエン工業団地は08年に地場シネク(SHINEC)が開発した。全176ヘクタールのうち、第1フェーズ(83ヘクタール)は完売、第2フェーズ(93ヘクタール)の一部が年内に引き渡しを開始する。