【カンボジア】新型肺炎拡大、不動産市場に影響も[建設](2020/02/03)
カンボジア不動産鑑定士・不動産業者協会(CVEAA)のチレク・ソクニム会長は、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が、カンボジアの不動産市場に影響を及ぼす恐れがあるとの見解を示した。ただし、影響は短期にとどまるとみている。地元各紙(電子版)が伝えた。
チレク・ソクニム会長は「不動産業は、観光業のように即座に新型肺炎の影響を受けるわけではない」と指摘。さらに、南部シアヌークビル州の不動産市場について、「賃貸価格は下落傾向にあるが、不動産販売価格に変わりはない」と付け加えた。
中央銀行によると、2019年のカンボジアへの海外直接投資(FDI)額は約36億米ドル(約3,900億円)。このうち43%を中国からの投資が占め、国・地域別で最大となった。建設省によると、同年の建設投資認可額は約93億米ドル、認可件数は4,446件だった。