【フィリピン】財閥SM、コリビング事業4800床に拡大[建設](2019/06/18)
フィリピンの財閥SMグループ傘下のフィリピン・アーバン・リビング・ソリューションズ(PULS)は、若者需要を狙うコリビング(共同生活)型住宅「マイタウン」を2020年末までに4,800床に増やす計画だ。マニラ首都圏では交通渋滞が深刻化しており、職場に近く手頃な物件を求める顧客層に訴求する。
マイタウンは、首都圏の金融街であるマカティ市の中央商業地区(CBD)やタギッグ市ボニファシオ・グローバル・シティー(BGC)などに徒歩で通勤できる立地に展開。現在は14棟で計2,800床以上となっている。
PULSはマカティ市に新物件「マイタウン・ロサンゼルス」を開発中で、ベッド数は1,000床。来年に完工する予定だ。
マイタウンの部屋は4タイプ(6人部屋、4人部屋、2人部屋、1人部屋)あり、賃料は月額4,050~1万6,450ペソ(約8,400~3万4,300円)。職場に近く、手頃な物件を探す若者をターゲット層とする。
PULSは12年設立で、13年にマイタウンの1軒目をオープンした。SMグループの持ち株会社SMインベストメンツは、PULSに61%出資している。