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【ベトナム】新規感染18人、隔離は14.6万人に[社会](2021/02/18)

ベトナム保健省によると、17日午後6時時点で新型コロナウイルスの感染者は前日から18人増え、1月下旬からの市中感染は累計737人(16日朝の新規感染疑い2人含む)となった。隔離措置の対象者は再び増え、14万5,925人となった。

新たに感染が見つかったのはいずれも北部ハイズオン省。このうち7人はカムザン郡関連だった。

1月下旬からの市中感染はハイズオン省が累計555人と最多で、クアンニン省が60人、ホーチミン市が36人、ハノイが35人などと続いている。

国内の新型コロナの感染者数は累計2,329人。回復したのは1,580人で、死者は35人。隔離措置・経過観察の対象者の内訳は自宅が13万90人、隔離施設が1万5,251人、病院が584人だった。

■外国人専門家への検査強化

首相府は17日、15日午後の新型コロナ対策会合におけるグエン・スアン・フック首相の結論として通知28号(28/TB―VPCP)を発出した。各政府機関の人民委員会に対し、状況に応じて今年1月28日付の新型コロナ対策に関する首相指示5号(5/CT―TTg)に基づく措置などを実行するよう求めた。

同指示では各省市に対し、ベトナムに入国した外国人専門家への再検査を徹底することも伝えた。今月には、50代の日本人男性が日本からベトナムに渡り、14日間の隔離期間が終わった後2月13日に死亡し、後に新型コロナ感染が発覚した事件が発生。同男性は2月初旬から発症しており、首都ハノイで市中感染が広がっていた可能性があるとされている。

テト(旧正月)休暇期間が終わり、多くの人が帰省や旅行から大都市に戻る中、各都市では感染リスクへの警戒を強めている。ハノイ市人民委員会はハノイ疾病管理センター(ハノイCDC)に対し、工業団地や外国人専門家の勤務先などで無作為に検査を実施することを指示している。在ベトナム日本大使館は、落ち着いて当局の指示に従い、指定病院への集団隔離の対象となった場合は連絡するよう呼び掛けている。

ホーチミン市保健局は、感染地域から来た人に対し、医療申告を求めている。公共交通機関で市内に入る人には無作為検査を実施。タンソンニャット国際空港では乗客の10~20%を、サイゴン駅では感染リスクがある省市からの乗客のうち1日当たり100人を、バス停3カ所でもそれぞれ100人を調べる。

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