【カンボジア】クラスターで47人感染、施設閉鎖も[社会](2021/02/22)
カンボジアの首都プノンペンにあるダイヤモンドアイランドで、中国人を中心とする新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生し、21日までに47人が陽性と確認されたもようだ。クラスターの発生源とされるクラブハウス「N8」などが閉鎖されている。クメール・タイムイズ(電子版)が伝えた。
フン・セン首相は20日、中国人を中心とするクラスターで、32人の感染が確認されたと報告。うち1人が海外渡航を前に新型コロナの検査をしたところ、陽性が発覚し、この女性の濃厚接触者らの感染も判明した。
21日にはこのクラスターに関連し、新たに15人の陽性が発覚。内訳は中国人が14人、ベトナム人が1人だった。年齢は24~41歳という。
同日には、海外からの入国者2人の感染も報告された。チェコから韓国を経由して7日に入国したチェコ人女性(43)と、タイから18日に帰国したカンボジア人労働者(47)だった。これにより、累計感染者は533人になった。
在カンボジア日本大使館は、在留邦人に宛てたメールで、「N8周辺の娯楽施設やレストランおよびアパートメントの建物が閉鎖されたほか、ダイヤモンドアイランドなど、複数の地域が封鎖されている」と説明。また、「それらの地域の居住者に対しては14日間の隔離および検査が行われるもようだ」として、注意を呼び掛けた。