【タイ】市中感染937人、1日当たり過去最多(26日)[社会](2021/01/27)
タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は26日、新型コロナの感染者が新たに959人確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者は過去最高となった。このうち市中感染者は937人で、残りの22人は海外からの帰国・入国者だった。
市中感染者の内訳は、◇バンコク西郊サムットサコン県が914人◇バンコクが21人◇バンコク西郊サムットソンクラム県が1人◇東北部ウボンラチャタニ県が1人――。
市中感染者のうち848人が積極的疫学調査で、89人が医療機関で確認された。疫学調査で確認された感染者の内訳は、サムットサコン県が844人、バンコクが4人。サムットサコン県で疫学調査により確認された感染者のうち760人が外国人労働者だった。同県では、社会・経済活動制限の緩和に向けて、今月31日まで疫学調査が強化されている。
累計の感染者は1万4,646人で、治療中の感染者は3,679人。回復者は1万892人で前日から230人増え、死者は75人で変わらなかった。累計の感染者に対する回復者の割合は74.4%、死者の割合は0.51%となった。
■バンコクで学校再開に向け準備
バンコク首都庁(BMA)教育局と社会開発局は25日、バンコクの教育機関全437校の再開に向けた準備を進めていると明らかにした。あす28日に大規模な清掃や消毒を実施する。新型コロナの感染リスクが最も高い地域に指定された28都県では、1月4~31日まで全ての教育機関が閉鎖されている。
CCSAのアピサマイ報道官は26日の会見で、きょう27日に学校や娯楽施設の再開について関係者らと会合を開くと説明。この会合で話し合われた内容について、CCSAが29日に協議するとした。