【マレーシア】6州にも厳格な制限令、22日から[社会](2021/01/20)
マレーシアのイスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(治安担当)は19日、ペルリス、クダ、ペラ、トレンガヌ、パハン、ヌグリスンビランの6州に厳格な活動制限令を敷くと発表した。期間は今月22日~2月4日の14日間。
各地での新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受けての措置で、これにより、国内で厳格な活動制限令が施行されていないのは東マレーシア・サラワク州(一部地域を除く)のみとなる。
政府は今月13日以降、クダ、ペラ、トレンガヌ、パハン、ヌグリスンビランの5州には一部の活動を制限した条件付き活動制限令、ペルリス州には最も制限の緩い回復活動制限令を敷いていた。
■ス州は4日連続千人台
マレーシア保健省は19日、国内で新型コロナの感染者を新たに3,631人確認したと発表した。輸入症例の7人を除き、国内感染だった。州・連邦直轄区別ではスランゴール州が1,199人で、4日連続で1,000人の大台を超えた。
スランゴール州のほか、サバ州の526人、首都クアラルンプールの521人、ジョホール州の368人、ヌグリスンビラン州の139人、クランタン州の133人などが州・連邦直轄区別で多かった。
18日には感染者2,944人が退院、または自宅隔離を終え、回復者は12万5,288人となった。累計感染者(16万5,371人)に占める回復者の割合は75.8%で、前日から0.1ポイント上昇した。一方、14人が亡くなり、死者は619人となった。累計感染者に占める死者の割合は0.4%で前日から横ばい。
現在、集中治療室(ICU)で238人が治療を受けており、うち96人が人工呼吸器を装着している。