【香港】集合制限令などの感染防止策、20日まで延長[社会](2021/01/05)
香港政府は4日夕、公共の場で3人以上の集まりを禁じる「集合制限令」を含む現行の新型コロナウイルス感染防止策の期限を20日まで延長すると発表した。昨年11月下旬に始まった感染「第4波」の拡大が依然として続いていることが理由。官営メディアRTHKが伝えた。
対象となる規制は集合制限令のほか、飲食店での午後6時~翌午前4時59分の店内飲食禁止、公共の場や公共交通機関でのマスク着用義務などが含まれる。現行の規制は6日に期限が迫っていた。
政府食品・衛生局の陳肇始(ソフィア・チャン)局長は会見の席上、春節(旧正月、今年は2月12日)の前に規制を緩和する可能性は高くないとの認識を表明。感染状況が悪化すれば、さらなる規制強化も辞さないとし、「感染ゼロ」を目指す政府の決意だと強調した。
■対面授業は春節連休明けまで停止
政府教育局は同日、10日までとしていた全域の幼稚園・小中学校(中学校は日本でいう高校も含む)などの対面授業停止措置を、春節連休(2月12~15日)明けまでさらに延長すると発表した。ただ、小中学校については、一定の条件下で、一部の児童・生徒が登校して授業や試験を受けることを認めるとした。