【インドネシア】ジャカルタの行動規制、17日まで延長[社会](2021/01/05)
インドネシアの首都ジャカルタ特別州政府は3日夜、新型コロナウイルス対策の「大規模な社会的制限(PSBB)」を緩和する「移行期間」について、4日から17日までの2週間延長すると発表した。この期間に感染者数の大幅な増加がない限り、31日までさらに2週間延長する。
昨年12月30日付で公布した州知事通達『2020年第1295号』に基づいて決定した。
州保健局のウィヤストゥティ局長は、2日時点の州内感染者数は1万5,471人と、2週間前に当たる昨年12月20日から18%増加したと説明した。新規感染者は同月25日以降、1日2,000人を上回る日もあり感染のいきおいが増している。
州は感染者の増加を受けて隔離施設の拡充を続けている。12月20日時点の隔離病室は6,663床、集中治療室(ICU)は907床だったが、1月3日までにそれぞれ7,379床と960床に増やした。3日時点の使用率は隔離病室が87%、ICUが79%だった。
感染者1人が平均で何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は2日時点で1.06となり、2週間前から変動がなかった。
3日時点までの州内累計感染者数は18万9,243人。このうち死者数は1.8%に当たる3,345人だった。