【インド】日本工営、バングラの商業港開発を受注[建設](2020/09/30)
日本工営は29日、バングラデシュのマタバリ港の開発事業を受注したと発表した。同事業は日本政府の有償資金協力を通じて、中・大型船の受け入れが可能な多目的商業港を整備する内容。日本工営を含む4社から成る共同事業体が、商業港の詳細設計や入札支援、施工監理を担う。
建設地はバングラデシュ南東部のチッタゴン管区コックスバザール県マタバリ地区で、船舶省傘下のチッタゴン港湾庁から受注した。総事業費は860億円。契約額は共同事業体が22億6,000万円、うち日本工営が約14億5,000万円。
整備する多目的商業港の水深は16メートルで、2025年末の完成を予定する。完成後の貨物取扱量は、コンテナが年間70万TEU(20フィートコンテナ換算)、一般・バルク貨物が年間180万トンとなる。
共同事業体は日本工営が幹事を務める。サービス期間は今年10月から26年11月まで。
日本工営はバングラデシュで、ハズラット・シャージャラール国際空港拡張事業、ダッカ都市交通整備事業(6号線、1号線、5号北線)、全国送電網整備事業など20件以上のプロジェクトを実施中。