【シンガポール】不動産ベンチャー、家具のサブスクサービス[建設](2020/07/29)
「コリビングハウス」と呼ばれる形態の賃貸住宅を手掛けるシンガポールの不動産ベンチャー、ハムレット(Hmlet)は28日、家具のサブスクリプション(定額課金)サービスを開始したと発表した。新型コロナの影響でテレワーク(遠隔勤務)が広がる中、在宅勤務に必要な家具を気軽に借りることができるプランを用意する。
サブスクリプションは、毎月定額の料金を支払うことでサービスや商品を受け取ることができるビジネスモデル。ハムレットは、家具のサブスクリプション・サービス「ハムレット・ファーニチャー」で、ベッドや椅子、テーブル、テレビ台、照明など100以上の商品を貸し出す。
レンタル期間は最低3カ月間。オフィス用の椅子なら月額10Sドル(約770円)程度から利用できるようにした。家具の組み立てや解体はハムレットが手掛けるほか、商品交換や買い取りにも応じる。賃貸物件の居住者のほか、家主の利用も見込む。
同時にインテリアデザインのオンラインサービス「ハムレット・インテリアズ」も開始した。低予算から高級路線まで幅広いデザインの注文をネット上で受け付ける。インテリアデザイナーが相談に乗った上で契約を結び、施工工事に取り掛かる。
ハムレットの最高デザイン責任者、セブ・ワーシントン氏は、「在宅勤務がニューノーマル(新常態)になる中、顧客が住空間を柔軟に変えられるよう手助けしたい」と述べた。