【中国】2月の新築住宅取引、19都市で0件[建設](2020/03/17)
中国国家統計局が16日発表した全国70都市の2月の新築住宅価格(低・中所得者向け住宅「保障性住宅」を除く販売用住宅)は、前月比で21都市が上昇、23都市が下落し、26都市が横ばいだった。上昇都市は前月の47都市から21都市へと大幅に減少。新型コロナウイルス感染症の影響で湖北省武漢や河北省石家荘、山西省太原など19都市で新築住宅の取引が0件となり、これら都市の住宅価格は「横ばい」として集計された。
上昇幅が最も大きかったのは四川省成都の1.2%。下落幅は四川省瀘州の0.7%が最大だった。主要都市では北京が0.1%上昇、上海と広東省深センが横ばい、天津と広東省広州がそれぞれ0.4%、0.1%下落した。
前年同月比では65都市が上昇し、5都市が下落した。上昇幅が最も大きかったのは内モンゴル自治区フフホトの13.9%で、下落は瀘州の3.2%が最大だった。
70都市の中古住宅価格は、前月比で14都市が上昇、27都市が下落、29都市が横ばいだった。上昇都市数は前月から19都市減った。上昇幅が最も大きかったのは成都の0.9%。下落幅は四川省南充の0.9%が最大だった。内モンゴル自治区包頭や遼寧省錦州、江蘇省揚州など24都市は取引が0件だった。
前年同月比では48都市が上昇、22都市が下落した。上昇幅は河北省唐山の16.6%が最大で、下落幅は山東省青島の5.8%が最も大きかった。