【カンボジア】高層ビル「ロイヤル・ワン」年内建設再開へ[建設](2019/07/25)
中断されていたカンボジア最高層となる68階建てビル「ロイヤル・ワン」の工事が、今年12月にも再開される見通しだ。クメール・タイムズ(電子版)が23日に伝えた。
首都プノンペンのロシア通りとモニボン通りの交差点に立地するロイヤル・ワンは、地場財閥ロイヤル・グループ系OTKロイヤル・ワンが総額2億3,000万米ドル(約250億円)を投じて開発中の複合型ツインタワー。今年2月の着工式の際には、中国の建設会社・四川華西集団が共同開発パートナーとして紹介されていた。だが間もなくして建設は中断され、現在一帯はフェンスで囲われている。
ロイヤル・グループの販売・マーケティン担当幹部はクメール・タイムズに、「12月に工事を再開するため、新たな共同開発者の入札手続きを開始した」と説明。「ロイヤル・ワンのような高層ビル事業は複雑で、国際水準を満たす開発業者が求められる」と述べた。施設はコンドミニアム(分譲マンション)、ショッピングモール、フィットネスセンター、レストラン、オフィスで構成され、約15%が売約済みだという。