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憧れのあの場所はいくら?公示地価から見る都内高級住宅街のお値段

(写真=myfavoritescene/Shutterstock)

東京都内には高級住宅街と呼ばれる場所がいくつかある。千代田区、港区、渋谷区、文京区などには大使館や旧家の豪邸が数多くみられる。一方で大田区、世田谷区などには鉄道会社が開発した大規模な高級住宅街があり、多くの著名人が住居を構えている。

高級住宅街と呼ばれる場所の地価は、一体どの程度なのだろうか。

公示地価とは

公示地価とは、地価公示法に基づき国土交通省が毎年1月1日の「正常な価格」を判定し、1平方メートル当たりの価格を公示するものである。

「正常な価格」とは、自由な土地取引が行われると仮定した場合に通常成立すると認められる価格をいう。各標準地の「正常な価格」は、土地鑑定委員会が2人以上の不動産鑑定士の鑑定評価を審査し必要な調整を行って判定する。

公示地価は一般の土地取引の指標として利用されるほか、公共事業用地の取得価格の算定規準などに用いられる。相続税や固定資産税の算定基準となる路線価も公示地価を基に計算されている。

2017年は全国2万5,931地点の公示地価が発表され、平均価格は20万1,849円だった。住宅地の調査は1万8千313地点で行われ、平均価格11万2,072円、最高価格375万円、最低価格510円だった。

都内高級住宅街の公示価格

2017年の公示地価で200平方メートル(約60坪)の土地購入を想定した場合の価格は、以下の通りである。上位5物件は千代田区、港区が占めている。いずれも江戸時代から続く由緒正しい邸宅街で都心のオフィス街や商業地へのアクセスも抜群である。

<上位5物件>
1位:千代田区六番町6番1外 7億5,000万円(375万円)
2位:港区赤坂1-14-11 7億3,600万円(368万円)
3位:港区白金台3-16-10 6億2,000万円(310万円)
4位:千代田区三番町6番25 5億7,600万円(288万円)
5位:千代田区一番町16番3 5億6,200万円(281万円)
(注)カッコ内は平米単価

他の高級住宅街の公示地価をみると、概ね千代田区、港区、渋谷区など都心近接地が高くなっている。

田園調布(東急東横線)、成城(小田急小田原線)、永福町(京王井の頭線)など、私鉄沿線で計画的に開発された高級住宅街は都心と比べれば割安だが、それでも神奈川県1位の横浜市中区山手町(58万5,000円)、兵庫県1位の神戸市東灘区岡本(53万6,000円)などより高額だ。

<その他高級住宅街>
港区南麻布4-19-1 5億5,000万円(275万円)
港区南青山4-20-4 4億4,000万円(220万円)
千代田区紀尾井町3-32 3億7,600万円(188万円)
渋谷区恵比寿西2-20-7 3億7,200万円(186万円)
目黒区青葉台3-5-44 3億7,200万円(186万円)
渋谷区神宮前4-18-7 3億4,600万円(173万円)
渋谷区松涛1-13-7 3億1,000万円(155万円)
文京区本駒込1-20-13 2億9,400万円(147万円)
渋谷区広尾2-12-13 2億3,200万円(116万円)
大田区田園調布3-23-15 2億600万円 (103万円)
世田谷区成城6-32-18 1億5,900万円(79万5,000円)
杉並区永福3-23-11 1億2,480万円(62万4,000円)
(注)カッコ内は平米単価

どこの土地を購入するかにより異なるが、都内の有名邸宅街でハウスメーカーのCMに登場するような家を建てようと思えば、最低でも2億円の資金は必要になるだろう。

震災などにより東京が再生不能なほどの損害を被ることでもない限り、これらの地価が大幅に低下することはまずないと考えられる。このように土地の価格に注目してみると、いつもとは違った見え方がするかもしれない。

南青山リーダーズ株式会社 編集部