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【タイ】感染者最多に、3日連続で1万人超(19日)[社会](2021/07/20)

タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は19日、新型コロナの感染者が新たに1万1,784人確認されたと発表した。3日連続で1万人を超え、前日の1万1,397人を上回り、1日当たりの過去最多を更新した。このうち市中感染者は1万1,774人。死者は81人だった。

市中感染者のうち、8,997人が医療機関の検査で、2,677人が積極的疫学調査で陽性判定を受け、100人が刑務所・拘置所で確認された。それ以外の10人は、海外からの帰国・入国者だった。

市中感染者(刑務所・拘置所で確認された感染者を除く)を地域別にみると、首都バンコクが2,134人、バンコク西郊サムットサコン県が765人、東部チョンブリ県が615人、中部サラブリ県が494人、バンコク北郊パトゥムタニ県が485人など。

死者数を地域別にみると、バンコクが26人、パトゥムタニ県が9人、深南部パッタニ県が5人など。男性が50人、女性が31人で、年齢は29~100歳。38人が高血圧を、37人が糖尿病を患っていた。陽性判定を受けてから死亡するまでの平均期間は9日間で、最長85日間だった。うち1人は自宅で死亡し、死後に感染が判明した。

累計の感染者は41万5,170人、回復者は28万9,651人で前日から5,741人増えた。死者は3,422人となった。

18日には6万9,667人が1回目のワクチン接種を、5,167人が2回目の接種を完了。累計の接種回数は1,429万8,596回となった。

■感染者、1日3万人超える恐れも

CCSAのタウィーシン報道官は19日の会見で、7月末から10月末までの間に、最悪のケースで1日当たりの新規感染者が3万人を超える恐れがあるとの見通しを示した。

タイのアユタヤ銀行傘下のクルンシィ・リサーチは、今年3月下旬から続いている第3波は8月にピークを迎えると予測。1日当たりの新規感染者が2万人を超える日も出てくると予測している。

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