【香港】ランタオ島周辺埋め立て、英企業に調査委託［建設］（2021/06/17）

香港政府土木工程拓展署は15日、総合エンジニアリング・コンサルティング会社の英アラップと顧問契約を締結したと発表した。大嶼山（ランタオ島）東部の海域を埋め立て、人工島を造る計画に関する調査を委託する。

アラップはランタオ島東部海域に浮かぶ小島、交椅洲周辺での人工島（約1,000ヘクタール）の造成に向けた計画策定や工事に関する調査を担当。道路や鉄道の建設に絡む技術面の調査も担う。契約額は２億2,000万HKドル（約31億2,000万円）。16日から調査を始め、42カ月以内に完了する予定。

政府トップの林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官は2018年に行った施政報告（施政方針演説）で、土地不足の解消に向けランタオ島東部海域を埋め立て人工島を造る計画を発表。16日付明報によると、政府は人工島の造成で15万～26万戸の住宅を供給できると試算している。