【インド】アポロタイヤ、180億ルピーの設備投資計画[車両](2021/05/18)
インドのタイヤ大手アポロ・タイヤズは、本年度(2021年4月~22年3月)に180億ルピー(約268億6,000万円)の設備投資を実施する方針だ。南部工場の拡張事業などを進める。ビジネス・ライン(電子版)が16日に伝えた。
投資予定額の大半は、南部アンドラプラデシュ州の工場拡張に充てる計画。同事業は来年3月までに完工する予定で、拡張後の同工場の生産能力は乗用車向けタイヤが1日当たり1万5,000個、トラック・バス用ラジアルタイヤが同3,000個に達する見通しだ。
アポロはほかに、既存工場のメンテナンスやデジタル技術の導入などにも投資する計画。同社のガウラブ・クマール最高財務責任者(CFO)は、新型コロナウイルスの感染拡大など、先行きが不透明な状況下で設備投資を行う理由について、「需要が回復した時に対応できる準備を整えておくため」と説明している。