【シンガポール】45歳以上の接種開始、新型コロナワクチン[社会](2021/03/25)
シンガポール保健省は24日、45~59歳の新型コロナウイルスのワクチン接種を実施すると発表した。高齢者への接種が順調に進んでいるためで、即日で接種希望者の登録受け付けを開始した。
45~59歳でワクチンの接種を希望する国民、永住権(PR)保持者、居住外国人には、政府の専用ウェブサイト<https://www.vaccine.gov.sg>で登録することを求める。登録後、ワクチンの接種枠が空き次第、ショートメッセージサービス(SMS)を通じて予約用の個別URLを通知。希望者に接種枠を予約してもらう。
登録から数日で予約が可能となる見通し。ワクチンの供給状況次第で遅れる可能性もあるという。60歳以上には、ワクチン接種の通知を個別で郵送していたが、60歳未満は電子手続きに慣れている人が多いことを考慮し、郵送での通知は行わない。
シンガポールでは現在、2回にわたって接種する米ファイザー製のワクチンと、米モデルナ製のワクチンを接種している。23日時点で、79万9,000人余りが1回目のワクチン接種を受け、うち約31万人が2回目の接種まで完了した。60歳以上の高齢者の接種率は55%超となっている。
保健省は声明で、「ワクチン接種後も(安全な距離の確保など)感染対策を徹底し、ワクチン接種を受けていない人を守るための行動をとってほしい」と呼び掛けている。