【中国】上海のワクチン接種、29日から外国人も対象[社会](2021/03/25)
上海市政府は23日、新型コロナウイルスワクチン接種の対象を29日から同市在住の外国人に拡大すると発表した。社会保険料を納付していれば費用は無料となる。納付していない場合は1回当たり100元(約1,670円)を徴収する。
ワクチン接種の予約受け付けは29日から同市が導入している健康管理アプリ「健康雲」を通じて開始する。接種当日は、パスポートと有効な居留許可証、または外国人永久居留証を携帯、提出する必要がある。
使用されるワクチンは国産で、2回接種する。発表の中で対象年齢は明示されていないが、18~59歳の成人になるとみられる。同市政府は、接種は任意で、リスクも自己負担することになると説明している。
同市政府はまた、ワクチン接種の対象者をきょう25日から60歳以上の市民に拡大する。60~75歳の接種対象者は健康で薬物アレルギーのない市民に限定し、76歳以上の高齢者については全体のワクチン接種の進捗(しんちょく)状況を見ながら進める。ワクチン接種の予約申請は健康雲のほか、スマートフォンを使いこなせない高齢者に配慮して地域ボランティアなどがサポートするとしている。