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【インドネシア】西カリマンタンの空港建設、民間企業を誘致[建設](2019/10/09)

インドネシア政府は7日、西カリマンタン州シンカワン市に新設する新空港建設・運営事業について、参画を希望する民間企業の募集を開始すると発表した。開発の初期段階から官民連携(PPP)の枠組みで進める空港建設事業は国内初という。想定総事業費は4兆3,000億ルピア(約324億円)。2020年に着工、23年の開業を目指す。

政府はこの日、首都ジャカルタの投資調整庁(BKPM)庁舎で、同事業に関する説明会を開催した。国内外の企業189社が参加した。

地元ニュースサイト『デティックコム』などによるとブディ運輸相は、これまでに約20社の企業が関心を示したと説明した。この中には、シンガポールのチャンギ空港を運営するチャンギ・エアポート・グループ(CAG)のほか、フランス、カナダ、韓国、日本、中国などの民間企業が含まれている。

想定事業費の内訳は、建設費が1兆7,000億ルピア、運営費が2兆6,000億ルピア。運営権は32年間。航空事業で15兆9,000億ルピア、商業施設や駐車場などの派生事業で2兆1,000億ルピアの収益が見込めるという。

シンカワン新空港の敷地面積は151ヘクタール。旅客機のターミナルに1万2,500平方メートル、貨物機用のターミナルに1,036平方メートルを割り当てる。幅45メートル、長さ2,250メートルの滑走路を建設する。

シンカワン市の新空港建設事業について説明するチャイ市長(運輸省提供)

シンカワン市の新空港建設事業について説明するチャイ市長(運輸省提供)

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