【カンボジア】中国系のコンドやホテル、首都で年内に着工[建設](2019/09/17)
カンボジアの首都プノンペンで、コンドミニアム(分譲マンション)やホテルなどから成る中国系の複合施設「ビュ・アストン」が年内に着工される。投資額は10億米ドル(約1,088億円)で、2022年に完工の予定だ。プノンペン・ポスト(電子版)が15日伝えた。
中国のシノ・カンボジア・インベストメントとミンダ・インターナショナル・グループの共同出資事業として実施する。プノンペン南部のチュバールアンパブ区のニロス地区に開発する。
施設はコンドミニアム(895戸)やホテル、レストラン、ジムから成り、敷地面積は4,000平方メートル。総床面積は7万8,000平方メートル。開発業者ペニンシュラ・キャピタルのデン・ワンファン最高経営責任者(CEO)は、「施設は川に近く、きれいな空気や市街地の景観を楽しめる」とコメントした。
プノンペン政府の国土管理・都市計画・建設局の担当者は「チュバールアンパブは未開発の広い敷地が残り、開発地として大きな可能性を秘めている」と指摘。地場の不動産会社、キー・リアルエステートの調査によると、1~6月のニロス地区の地価は1平方メートル当たり400~2,000米ドル以上。チュバールアンパブ1、2地区は最大3,000米ドルだった。