【インド】不動産ディア、東京の賃貸物件でオヨと提携[建設](2019/06/07)
不動産開発のディア・ライフは6日、インドのホスピタリティー会社OYO(オヨ)とヤフーによる合弁会社と業務提携を結んだと発表した。オヨとヤフーが立ち上げたオヨ・テクノロジー・アンド・ホスピタリティー・ジャパン(オヨT&H、東京都千代田区)との提携となり、ディア・ライフが東京圏で保有する賃貸物件や開発中の都市型マンションに関して、優先的にオヨT&Hに情報を提供。オヨT&Hは借り上げ・運用を検討する。
まずは東京都新宿区の2物件・5住戸について提携を結んだ。オヨT&Hはアパートメントサービス「オヨ・ライフ」の物件として借り上げる予定。ディア・ライフの担当者によると、リーシングやテナント管理、テナント入居後の対応などの作業をオヨT&Hに委託する。2物件の賃料は非公開で、1人暮らしの学生や会社員、夫婦2人世帯などを入居者に想定する。
オヨT&Hが3月上旬に開始したオヨ・ライフは、入居時の礼金や敷金、仲介手数料は不要で、2年契約縛りもなくいつでも入居・退居が可能。すべての物件に家具や家電が備わり、家賃には電気・ガスといった公共料金などが含まれる。ディア・ライフの担当者は「オヨT&Hによって短期利用者が増えれば、自社の物件をいろいろな人に使ってもらえるようになる」と、提携の狙いを説明した。